それなりに長いので、全文読むのが面倒な方は
感想
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はじめに...
2007年6月21日に発売された、ShadowrunというFPSソフトのレビューです。
本作の売りとして、3年間かけたと言われるゲームバランス、そしてWindows Vistaとの
相互対戦を実現した、世界初のソフトです。
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ゲーム内容
Microsoftの公式ページ
をご覧ください。また、Xbox Live環境が既にある方は体験版をプレイしてみるといいでしょう。
Xbox360のFPSでは、パーフェクトダークゼロが一番近いです(ライフ1制、武器購入、集弾率、チームプレイ等)。
最大16人対戦
ができるFPSです。他のFPSと大きく違うのは、マジック・テックと呼ばれる技能やアイテムを使いながら戦闘できること。
また、プレイヤーの種族が4種類あり、ゲーム開始前に1つを選んでプレイできます。
種族によって能力も戦い方も大きく異なるので、4倍の楽しさがあります。
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RNA‐ドワーフ、エルフ、人間、トロール
リネージ‐ドワーフ、エルフ、人間、トロール
※ゲームではRNAとリネージに分かれて対戦を行う。
同種族なら、RNAとリネージで性能に変化はない。
要点別評価
オフライン
【Comment...】
オフラインでは、トレーニングモードを
チャプター1からチャプター6
までプレイできます。
それぞれのチャプターは、まず
日本語音声、日本語字幕による丁寧なチュートリアル
から開始され、
そのチャプターでやるべき一通りの訓練が終了したら、BOTとの実戦による訓練が開始されます。
1〜6を全て続けてプレイすると、だいたい
1.5〜2時間ぐらい
で終了します。
また、オフラインでは好きな時にBOT相手に戦いを挑むこともできます。
【Good!】
・チュートリアルが非常に丁寧な作りになっていて、目的地・課題が常に表示されます。音声ローカライズも○。
・訓練では、次の行動に移行する度にXボタンで確認することにより、どんどん課題が提示されて…ということなくゆっくり楽しめます。
・BOTの強さを6段階で選ぶことができ、最低難易度にすれば初心者でも大丈夫な親切設計。
【Bad...】
・開発者の発言にもあるように、
ストーリーモードはありません
。
パッケージに「充実のオフラインプレイ」と書いてありますが、上記のように1.5〜2時間程度で終わってしまうので、
Xbox Live接続環境のない、オフライン専用の方にはさすがにオススメできません。
世界観もバランスも、種族・テック・マジックといった要素も素晴らしいので、ストーリーモードがあるともっと評価も売り上げもアップしたと思いますが…。
・BOTの動きが、到底人間にはできないような動きをします。仕方無いのですが。
・オフライン対戦はBOT戦のみです。
画面分割対戦はできません
(対人戦は、Liveかシステムリンク必須)。
オンライン
【Comment...】
検索条件を指定して、世界中のXbox Liveプレイヤー、Windows Vistaプレイヤーと対戦ができます。
マッチメイキングのシステムはHalo2に近い感じ
で、自分で検索して部屋を選ぶタイプではなく
TrueSkillや検索条件、回線速度等を基準に自動的に部屋に割り当てられるシステムです。
また、ランクマッチ/プレイヤーマッチという概念がなく、全てのゲームでラウンド毎に途中参加が可能です。
1回部屋に入ったら、1ゲームが終了しても次のゲームへそのメンバーで移行できます。
もちろん内輪メンバーでのプライベートマッチを作成することもできますし、メンバー複数人でパーティーを作成し、
パーティーメンバー全員で1つのゲームに同時参加することもできます。
【Good!】
・途中抜けにより人数バランスが崩れた場合は、自動でチーム変更処理が行われて人数が揃うシステム。
・基本的にラグを感じにくいゲームシステム。恐らくクライアント側で処理。撃った弾が当たらないようなことは普通無いですが、物陰に隠れてからもわずかの間だけ被弾することもあります。
【Bad...】
・Halo2システムは、Halo2並みに人気と安定性がないとダメだと証明しています。検索にかかる時間が30秒〜5分程度、遅いと15分ぐらい、酷いと1時間検索しても見つからないこともあります。
また、回線速度も優先的に検索しているはずなのに、時々物凄いラグ部屋に突っ込まれることがあります。
・ラグ部屋は弾が当たらないどころか敵味方が停止状態、自分がやられても武器が落ちて倒れるまでに酷いタイムラグ、等ゲームになりません。
・それでラグ部屋から途中退出して再検索すると、また同じ部屋に放り込まれる可能性が高いです。検索条件から外しても、部屋数が少ないので何故か同じ部屋に入れられることもあったり。
・あらゆることが全自動なので“完全プライベート部屋”でないと、チーム分けやルール変更も完全にランダムのコンピューター任せ。
・誰がホストか分からない仕様→でもゲーム中にホストが抜けると部屋が解散する仕様は勘弁してほしいです。ホストが抜けたら誰かにチェンジするシステムが欲しいところです。
ゲームバランス
【Comment...】
このゲームの最も素晴らしいところ。
種族+武器+マジック+テックと様々な要素がありながら、それが絶妙なバランスを保っています。
ゲームバランスに3年もかけた、と言うのは納得できるぐらい。今までやったFPSゲームの中で一番ゲームバランスが優れていると思います。
なので必然的に「1対多」で一方的に勝てるような武器はなく、チームプレイが必須になるのも素晴らしいところです。
例えばヒューマンは、テックにエッセンス(マジックやテックを使用するエネルギー)を消費しないので、組み合わせが便利。
エルフは素早く動けて、回復機能がある代わりに体力そのものが少ない。その為ヒット&アウェイの刀奇襲戦法がメイン。
トロールは最大の体力に加え、硬化能力で防御力が高い。ミニガンやロケットランチャーで前衛や防御に適している。
ドワーフは小さい上にヘッドショット1発で死なないのでスナイパーをしたり、エッセンスが多いけれど自動回復が遅いのでエッセンス占有系のマジック(蘇生、拠点防衛魔法)と相性がいい等。
武器に関しても、“重さ”と種族ごとの“力の強さ”があるので、ミニガンやロケットランチャーと言った重火器は
力の強いトロール、ドワーフ向けで使いやすいですし、刀は不意打ちが基本なので素早いエルフ向きです。
もちろん専用武器というわけではないので、トロールが刀を使ったり、エルフがロケットランチャーを使うこともできます。
【Good!】
・とにかくゲームバランスが優れているところ。その種族にあった武器・マジック・テックがあり、それが分かってると断然楽しくなります。
・武器やマジック、テックはラウンド毎にお金を使って自分で購入が可能です。合った装備を揃えるといいでしょう。
・武器やマジック、テックにもラウンド毎に「維持費」がかかり、強力なものほど高くなります。強力な装備を持ったチームにもハンデが与えられます。
・例えば鈍足トロールは接近されると危ないから、ガストで敵を飛ばしたりできます。
・Windows Vistaプレイヤーと一緒にプレイできますが、どのプレイヤーがPCプレイヤーなのか分からないぐらいバランス調整はされています。
オートエイムの強いゲームですからエイム速度はさほど重要ではありません。集弾性の撃ち方、チームプレイが重要なゲームですので。
・マジックや武器の「組み合わせ」が非常にGood。ワイヤードリフレックスを装備していると刀で弾を弾けるとか、テレポートで一気に近づいてショットガン等。
【Bad...】
・ロケットランチャーは、バランスを求めるあまりにかなり弱いです。弾速も遅いし、トロール相手は直撃じゃないと倒せません。しかも維持費が1000で本体5000、弾1発1000はやりすぎ…
・現状では、刀使いのエルフがプレイヤーの半数程度占めるほど人気です。一定時間無敵になれる“スモーク”対策がガストしかないのが問題かと。
エルフの足の速さならガスト使われる前に逃げれることもありますし、ガスト側は1発外すと再チャージに2秒ほどかかり、その間に逃げられます。
それでもバランス崩壊と言うほど強くありませんし、対策も一応あります。
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武器(一部)‐ピストル、刀、スナイパーライフル、ロケットランチャー
マジック(一部)‐ライフツリー、ストラングル、リザレクト、ミニオン
テック(一部)‐グライダー、エンハンスビジョン、スマートリンク、ワイヤードリフレックス
ゲームシステム
【Comment...】
マジックや武器といった要素に関しては、上記のゲームバランスで書いたので省略します。
対戦中に気になったゲームシステムのポイントをいくつか。
【Good!】
・十字キーの↑を押すと、「○○(エリア)に敵が○人」と状況報告が、←を押すと「援軍要請」が、→を押すと「移動場所を指示」できます。
これの素晴らしいところは、システム内の音声で伝えられる為に、英語などの海外プレイヤーとも意思疎通ができるし、アイコンで場所表示がされるのでボイスチャットよりも分かりやすいところです。
この機能はとても重宝しますし、他のゲームでも是非採用してほしいとても素晴らしい点です。
・残念ながら、故意のTK(Team Kill)や暴言を吐くプレイヤーもいます。そういうプレイヤーを追放することができるのですが、
ホスト権限ではなく参加プレイヤーの追放投票によって追放ができるシステムがユニークで便利です。
【Bad...】
・マップ(地図)が無い上、高低差も激しいですからステージの構造を覚えるまでが結構大変です。
・ボイスチャット部屋が「敵側」「自分側」の2チャンネルしかありません。(従来のFPS/TPSでは「敵側」「自分側」「死亡者」の3チャンネルが多いです)
操作性
【Comment...】
Aボタンでジャンプ、Yボタンで武器切り替え、Xボタンでリロード、LSで移動/しゃがみ、RSで視点移動/ズーム、RTで武器発砲。
この辺りはおなじみの操作性です。
RB、LT、LBに、購入済みのマジックやテックを好きなように装備できます。購入画面でセットできますし、購入後もBボタン長押しで変更できます。
また、Bボタン長押し状態のセットメニューからRTを引くと、クイックキャストと言ってライフツリー、グレネード、AMジェネレーター等を即座に投げることができます。
この“クイックキャスト”が自由に好きな時に出せるようになるとゲームが化けます。すごい面白くなるはずです。
【Good!】
・“クイックキャスト”がとても楽しい。活用範囲が広いので、覚えておくと楽しさが倍増します。
・RB、LB、LTにセットするものは自由にカスタマイズできるので、自分の使いやすいようにセットできます。
【Bad...】
・このゲームの特徴でしょうが、Bボタンがセットメニューなので殴り攻撃がありません(弾切れの時はRTで殴れますが)。
感想
【Comment...】
体験版はあまり良くない出来と感じましたし、製品版を入手してからも最初のうちはすぐに投げそうでした。
あまり勝てない、やってて楽しくない、と。
しかし3日ほど(正直)嫌々ながらやり続けていると、徐々に「こうすれば勝てる」とか「味方についていく」ことを
覚えて、ある程度キルも取れるぐらい戦えるようになってきました。
Vistaプレイヤーとも一緒にパーティーを組んでプレイできる上、十字キーで報告や指示といった連携ができるので、
プラットフォームの壁と同時に、言葉の壁を乗り越えた偉大なソフトだと思います。
もちろんボイスチャットにも対応していて「回復してくれた」「蘇生してくれた」人に対してお礼を言ったり共闘したり。
このゲームは、Xbox360の対戦ゲームの中ではトップクラスのバランスと、組み合わせによる面白さを秘めています。
ただしその楽しさが分かるようになるにはかなり時間がかかるので、人によってはあまりやらずに積んでしまうかもしれません。
見た目のインパクトは弱いですが、中身はすごい。
真の楽しさを知ることができたら、年単位でプレイできるぐらい久々の当たりソフトだと思います。
現状ではあまり売れていないらしいので、もっと多くの方にこのソフトの楽しさを体験してほしいです。
【Good!】
・追求されたゲームバランス
・十字キーによる簡単な指示。これにより英語圏やVC無しでの意思疎通
【Bad...】
・マッチメイキングシステムの悪さ
・オフラインが訓練(チュートリアル)とBOT対戦のみ
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Shadowrun(シャドウラン)
Xbox360
マイクロソフト
FPS
5,800円(税込み6,090円)
2007年6月21日発売
オフ:1人、オン2〜16人